どーもー!お世話になっております!
講師の杉渕です!
大学を卒業し、10年以上のお笑い芸人活動を経て、夢破れたあとに出会ったのが組織構造学になります。
会社組織の基盤づくりについて勉強し、ビジネス講師として多くの経営者様、管理職の皆様の前でお話させていただきました。
そして40歳という節目を迎えた今年、新たにM&Aについても勉強し始めました。M&Aの勉強をし始めて、まもなく半年が経ちました。
一言だけ言わせてください。
こんな人生、誰が予想できました!!!???
大学の友人に「今、M&Aの仕事してる」と伝えると「お前が!?」と100%笑われます。それほど異色な経験をしていることは自分自身が1番理解していて、毎日が本当に刺激的で本当に楽しいです。ただ、楽しい反面、前回のブログでもお伝えしましたが、会社経営の奥深さ、難しさ、怖さにも直面しております。
基本的に私がやっていることは“買い手側”の行動で、会社を譲渡したい“売り手側”の企業を探しています。興味がある案件と出会えたらM&Aの仲介会社を通して交渉 → 売主様と面談 →売主様が複数の買い手候補から当社を選んでくださった場合は本格的な企業調査開始、の流れで進んでいきます。
これは私の感覚ですが、M&Aで譲渡を希望している売主様の多くが経営難の状態です。中には、初期の情報では健全経営だったのですが、本格的な企業調査を実施した結果、絶望的な財務状況だった…という案件もありました。
芸人時代の私は「年商3億円」「年商10億円」の意味も分からず興奮したり驚いたりしていましたが、その3億円10億円の中から“どれだけ利益を生み出せているか”が企業本来の実力だと、様々な案件を目にして本当に身に染みております。
と同時に痛感しているのが、会社組織の基盤づくりの重要性です。
以前、当社代表の大石も「建物で言うと、組織構造学は最下層の基礎工事の部分。地味だけどここを丁寧に強固に作り上げれば、上に上にどれだけ高層化しても建物は揺らがない」と言っていました。つまり、言い換えると、組織の基盤づくりが“ゆるい”状態で売上や会社規模が大きくなればなるほど、建物は非常に揺れやすくなり、最悪は建物ごとボキッと折れてしまう可能性があるということです。
売上を伸ばして会社をでかくする(建物を高層化する)予定がなく、現状しっかり利益を出せている状態であれば、組織(建物)の基盤づくりは急務ではないのかもしれません。ただ、売上を伸ばして会社をでかくする(建物を高層化する)意思が強い場合、組織(建物)の基盤づくりに目を向けるのは最重要項目だと、今なら自信を持って断言できます。
たった半年、会社経営の数字面を勉強した若輩者の私ですら痛感しておりますので、5年10年20年と会社経営されている皆様には、今回のブログを読んで何か、感じる部分が必ずあると信じております。
「じゃどうすればいいんだよ!!!」という具体的な内容は、過去のブログにも一部掲載しておりますし、今後のブログでも紹介していきたいと思っております。また、今後M&Aを通して感じた経営者様の苦悩、会社経営の難しさ、その対策方法なども今後、こちらでご紹介できたらいいなと思っています。
長文にも関わらず、最後まで読んでいただき本当にありがとうございます!