私どもが行なっている組織構造学の教育は、よく通常の経営コンサルと認識されてしまいますが、実はかなり特殊な取り組みをしています。
簡単に言うと組織構造学と言うのは、
「組織の基盤づくりです」
家を建てる時の基礎工事と同じです。
基礎がしっかり出来ていないと、おしゃれな家も希望する家も普通の家も建たないのですが、
この基礎に目を向ける依頼主はほとんどいませんよね?
目を向けなくても建設会社の方が当然やってくれるからだと思います。
これは家の基礎工事が建築基準で定められていて建設会社もその基準を遵守し施工するので、
依頼主は「当然基準を遵守する建設会社である」と信用して注文しています。
だからそこに安心して住めるのです。
一方、この理屈を会社に目を向けたときどうでしょうか?
皆さんが会社で働く場合
会社の歴史、規模、知名度、サービス内容などを見て
「この会社は大丈夫!ちゃんとしている良い会社だ!」と判断、認識することがあると思います。
しかし、実際に勤められた時にそのギャップを感じ嫌な思いや苦しんだ経験がある方も少なくないはずです。
そして、この問題で重要なのは、会社側も意図的に嫌な思いや苦しませることはしていないと言うところです。
なぜこのギャップが起こるのか?
組織構造学ではこの発生原因を発見しているのです。
それは、人の感情の発生にあります。
感情とは人それぞれが持つ感覚や価値観です。
当然、人間ですから感情があります。その発生自体を問題にしているのではありません。
正確には人の感覚や価値観が発動して良い場所と悪い場所の理解を会社が出来ているか?というところにあります。
組織構造学ではこの、人の感情が発生してはダメなところを組織の基盤として
定めそれを作り上げて会社の基礎を完成させることを推奨してアドバイスしています。
この完成された基礎の上に存在する会社の中では、
社員の個人の感情が飛び交う場所も正しくあるので、会社が成長を目的としたとき
その目的に向かった個々の感情が働くようになるので、期待とのギャップが
生まれにくい組織体制になるのが組織構造学の考え方にあります。
ここでは具体的な内容には触れていませんが、
組織構造学で行う内容は会社の基礎づくりですと言う内容の紹介でした。